試合会場でおこなうアスリートへの施術は、施術家にとって過酷な現場と言えます。なぜなら、極端とも言えるほどにスピードと結果が求められる世界だから。

試合直前や試合中に起こることはもちろん、団体競技であれば、複数の選手をハーフタイムのわずかな時間で施術しなくてはいけません。

ほとんどの場合が1分以内、時間がないときは10秒の施術でも結果をだすことが求められます。しかも、監督や選手の求める結果をださなければ、すぐにクビ。だからこそ、スポーツの現場で生まれた手技は、スピードと結果に優れているのです。

その秘密は「軟骨障害の改善」をベースにした技術にあります。

軟骨には骨と骨が擦れないようにするクッションの役割がありますが、軟骨には骨とは違って再生、修復する能力がありません。そのため、多くの施術家が軟骨障害に苦手意識をお持ちですが、実はちょっとした施術で軟骨障害は改善できます。

今回ご紹介する方法で施術すれば、手関節の軟骨の損傷、三角線維軟骨の痛み、テニス肘、ゴルフ肘、むちうちの痛みなど、あらゆるスポーツ障害を1分以内に改善できるようになります。

施術の手順は、手や脚、股関節など部位により変わります。

ですが、どの部位の施術でも力を込めて押したり揉んだりすることはありません。 患者さんの身体を気持ちよく伸ばしたり、軽く擦る施術がほとんどです。

そのため、術者への身体の負担は少なく、1日にたくさんの患者さんを施術しても疲れることがありません。先生も患者さんを感動させる「超・時短手技」をマスターしませんか？ 収録内容の一部をご紹介すると…